Erythritol
エリスリトール
さらっとした保湿を支える糖アルコール
エリスリトールは水溶性の糖アルコールで、保湿や感触の調整に利用されます。グリセリンだけでは重く感じる処方で、使用感を組み立てる選択肢になります。
THE INGREDIENT LIBRARY
成分表の、小さな文字。その一つひとつに、理由がある。
セラミドから植物オイル、処方を支える成分まで。313のコラムで、選ぶ楽しさを広げよう。
Erythritol
さらっとした保湿を支える糖アルコール
エリスリトールは水溶性の糖アルコールで、保湿や感触の調整に利用されます。グリセリンだけでは重く感じる処方で、使用感を組み立てる選択肢になります。
Trehalose
二つの糖からできた水分保持の助っ人
トレハロースはグルコース二分子からなる糖で、保湿や製品の品質を保つ目的で使われます。自然界の乾燥耐性との関係が語られますが、化粧品では処方中の役割を見ます。
Betaine
アミノ酸系洗浄剤と混同しやすい名前
ベタインはトリメチルグリシンとも呼ばれ、保湿や毛髪のコンディショニングに使われます。成分名にベタインを含む洗浄剤とは異なる分子です。
Sodium PCA
角層のうるおいを手本にした塩
PCA-Naはピロリドンカルボン酸のナトリウム塩です。天然保湿因子の考え方を取り入れた保湿処方でよく使われ、水との親和性を生かします。
Sodium Lactate
乳酸と、その塩は分けて読む
乳酸Naは乳酸のナトリウム塩で、水分を保持する保湿成分として使われます。天然保湿因子を意識した処方や、pHを整える組み合わせにも登場します。
Urea
水分保持と角質への作用を使い分ける
尿素は小さな水溶性分子で、保湿剤として使われます。配合濃度や製品区分によって用途が異なり、化粧品と医薬品の尿素製品を一括りにはできません。
Hydroxyethyl Urea
尿素を修飾した保湿成分
ヒドロキシエチルウレアは尿素の誘導体で、保湿や使用感の調整を目的として使われます。尿素とは別の表示名を持つ成分で、同じ濃度でも挙動を同一視できません。
Serine
小さなアミノ酸が保湿を支える
セリンはアミノ酸の一つで、化粧品では保湿や整肌に使われます。角層の天然保湿因子に着目したアミノ酸混合原料にも含まれます。
Glycine
最も小さなアミノ酸を成分表で読む
グリシンは側鎖が水素のシンプルなアミノ酸です。化粧品では保湿や肌を整える目的などで使われ、ほかのアミノ酸と組み合わされることがあります。
Arginine
保湿にもpH調整にも働くアミノ酸
アルギニンは塩基性のアミノ酸で、保湿や整肌のほか、処方のpH調整にも使われます。カルボマーを含むジェルで中和の役割を担うこともあります。
Proline
環を持つアミノ酸と保湿
プロリンは環状の構造を持つアミノ酸で、化粧品では保湿やコンディショニングに利用されます。アミノ酸を複数組み合わせた処方にも登場します。
Hyaluronic Acid
同じ名前でも分子量が違う、多糖の保湿成分
ヒアルロン酸は糖が長く連なった多糖類で、水分保持や皮膜形成に使われます。成分表示にはヒアルロン酸Naなどの塩や加工した誘導体もあり、会話の中の「ヒアルロン酸」と正式な表示名は区別して読む必要があります。
Sodium Hyaluronate
水分を抱える、大きな分子
ヒアルロン酸Naはヒアルロン酸のナトリウム塩で、保湿や皮膜形成に使われます。分子量によって粘度や感触が変わり、同じ表示名でも原料の性質に幅があります。
Hydrolyzed Hyaluronic Acid
分子を小さくする意味を考える
加水分解ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸を分解して分子量を調整した保湿成分です。もとの高分子と比べ、粘度や肌に広がったときの感触が変わります。
Sodium Acetylated Hyaluronate
アセチル化で性質を調整する
アセチルヒアルロン酸Naは、ヒアルロン酸の一部をアセチル化した誘導体です。水とのなじみを持ちながら感触や肌への残り方を調整するため、保湿処方に使われます。
Polyglutamic Acid
アミノ酸が連なってつくる保湿膜
ポリグルタミン酸はグルタミン酸がつながった高分子で、保湿や皮膜形成に使われます。発酵由来の原料として知られ、水溶液の感触にも影響します。
Beta-Glucan
由来と結合の違いがある多糖類
β-グルカンはグルコースが連なった多糖類の総称で、保湿や皮膜形成、整肌用途で使われます。酵母や穀物など由来によって結合様式や性質が異なります。
Simmondsia Chinensis (Jojoba) Seed Oil
オイルと呼ばれる、液体のロウ
ホホバ種子油の主成分は、一般的な植物油に多いトリグリセリドではなくロウエステルです。長い脂肪酸とアルコールが結びついた構造が、独特の伸びや感触につながります。
Helianthus Annuus (Sunflower) Seed Oil
同じヒマワリでも脂肪酸比率が違う
ヒマワリ種子油は種子から得る油で、エモリエントとして肌を柔らかく整えます。リノール酸が多いタイプと、品種によってオレイン酸が多いタイプがあります。
Olea Europaea (Olive) Fruit Oil
食べる油と、肌に塗る油を分けて考える
オリーブ果実油はオレイン酸を多く含む傾向のある植物油です。肌を柔らかくする油性成分として使われますが、食品としての健康イメージだけで外用の適性は判断できません。
Argania Spinosa Kernel Oil
核から得る、オレイン酸とリノール酸の油
アルガンオイルは果実の核にある仁から得る油です。オレイン酸やリノール酸を含み、肌や毛髪に油分を補って滑りやツヤを整える用途で使われます。
Rosa Canina Fruit Oil
ローズヒップとレチノールは同じではない
カニナバラ果実油はローズヒップオイルとして知られる油の一つです。不飽和脂肪酸を含み、エモリエントとして使われますが、同じ通称でも植物種や採油部位に違いがあります。
Limnanthes Alba (Meadowfoam) Seed Oil
長鎖脂肪酸がつくる安定性と感触
メドウフォーム油は種子から得られ、炭素鎖の長い脂肪酸を含むのが特徴です。油の広がりや安定性を調整する目的で、リップやスキンケアに使われます。
Sclerocarya Birrea Seed Oil
マルラの種子が生む、こくのある油
マルラオイルはスクレロカリアビレアの種子から得る油です。オレイン酸を多く含む傾向があり、肌の柔らかさや毛髪の滑りを整える油性成分として用いられます。