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THE INGREDIENT LIBRARY
ヒアルロン酸|同じ名前でも分子量が違う、多糖の保湿成分
INGREDIENT NOTEHyaluronic Acid
別名・関連する表記:ヒアルロナン
ヒアルロン酸は糖が長く連なった多糖類で、水分保持や皮膜形成に使われます。成分表示にはヒアルロン酸Naなどの塩や加工した誘導体もあり、会話の中の「ヒアルロン酸」と正式な表示名は区別して読む必要があります。
塩と誘導体を読み分ける
水系の化粧品ではヒアルロン酸Naをよく見かけます。加水分解ヒアルロン酸は分子量を調整した原料、アセチルヒアルロン酸Naは化学的に修飾した誘導体です。どれも関連する成分ですが、分子の大きさや肌に残る感触が同一ではありません。
注入と外用は違う使い方
美容医療で注入するヒアルロン酸と、化粧品として肌表面に塗るヒアルロン酸は、使う場所も目的も異なります。高分子が水を抱える働きを理解すると、塗る保湿を注入と同等のボリューム形成のように説明できない理由が分かります。
もう少し知りたいときに
名称と配合目的の調べ方
この記事は成分の構造や一般的な配合目的を理解するためのコラムです。濃度や処方で働きは変わります。一般名称、旧称、原料商品名を区別し、表示名は次の資料でも確認できます。
Sodium Hyaluronate
水分を抱える、大きな分子
ヒアルロン酸Naはヒアルロン酸のナトリウム塩で、保湿や皮膜形成に使われます。分子量によって粘度や感触が変わり、同じ表示名でも原料の性質に幅があります。
Hydrolyzed Hyaluronic Acid
分子を小さくする意味を考える
加水分解ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸を分解して分子量を調整した保湿成分です。もとの高分子と比べ、粘度や肌に広がったときの感触が変わります。
Sodium Acetylated Hyaluronate
アセチル化で性質を調整する
アセチルヒアルロン酸Naは、ヒアルロン酸の一部をアセチル化した誘導体です。水とのなじみを持ちながら感触や肌への残り方を調整するため、保湿処方に使われます。
Polyglutamic Acid
アミノ酸が連なってつくる保湿膜
ポリグルタミン酸はグルタミン酸がつながった高分子で、保湿や皮膜形成に使われます。発酵由来の原料として知られ、水溶液の感触にも影響します。
Glycerin
地味に見えて、保湿処方の中心
グリセリンは水になじみやすい多価アルコールで、化粧水からクリームまで幅広く使われる保湿成分です。高価な美容成分の脇役というより、処方の水分保持や感触を支える土台です。
名前が分かると、選ぶことがもっと楽しい。
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