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THE INGREDIENT LIBRARY
ホホバ種子油|オイルと呼ばれる、液体のロウ
INGREDIENT NOTESimmondsia Chinensis (Jojoba) Seed Oil
別名・関連する表記:ホホバオイル / ホホバ油
ホホバ種子油の主成分は、一般的な植物油に多いトリグリセリドではなくロウエステルです。長い脂肪酸とアルコールが結びついた構造が、独特の伸びや感触につながります。
成分をもう一歩読む
皮脂にもロウエステルが含まれますが、ホホバ油と皮脂の組成は同一ではありません。「皮脂と同じだから必ず合う」と考えず、精製度や製品中の配合量にも目を向けましょう。
ロウエステルとトリグリセリドを比べる
一般的な植物油は、グリセリンに三本の脂肪酸がつながったトリグリセリドが主体です。一方、ホホバ油の主成分は長いアルコールと脂肪酸からなるロウエステル。両者は同じ「油」という感触でも、結合の形と分子の構成が違います。植物油をオレイン酸の割合だけで比較する方法では、ホホバの特徴を十分に表せません。
精製で失われるもの、整えられるもの
未精製の油に色や香りが残るのは、主成分以外の物質も含まれるためです。精製はそれらを調整して、におい、色、保存中の変化を扱いやすくする工程でもあります。ゴールデンかクリアかという見た目だけでは、どちらが自分の肌に合うかは決まりません。精製の程度を知った上で、香りや製品の目的に合わせて選ぶのが合理的です。
もう少し知りたいときに
名称と配合目的の調べ方
この記事は成分の構造や一般的な配合目的を理解するためのコラムです。濃度や処方で働きは変わります。一般名称、旧称、原料商品名を区別し、表示名は次の資料でも確認できます。
Jojoba Esters
ホホバを加工して感触を設計する
ホホバエステルはホホバ由来のエステルを利用した原料です。加工や原料規格により固さや感触に幅があり、保湿感やテクスチャーの調整に使われます。
Hydrogenated Jojoba Oil
水素添加で液体のロウを固くする
水添ホホバ油はホホバ油の不飽和結合を水素添加によって変えた原料です。もとの液状油とは固さが異なり、テクスチャーや皮膜の調整に使われます。
Limnanthes Alba (Meadowfoam) Seed Oil
長鎖脂肪酸がつくる安定性と感触
メドウフォーム油は種子から得られ、炭素鎖の長い脂肪酸を含むのが特徴です。油の広がりや安定性を調整する目的で、リップやスキンケアに使われます。
Squalane
安定した炭化水素の油
スクワランは二重結合を持たない炭化水素で、肌の柔らかさや滑りを整える油性成分です。スクワレンに水素添加して得る方法などがあり、原料の由来は一つではありません。
Ricinus Communis (Castor) Seed Oil
水酸基を持つ脂肪酸が高い粘度を生む
ヒマシ油はリシノール酸を多く含む植物油です。脂肪酸の途中にある水酸基が独特の粘度や極性に関わり、口紅のツヤや色材とのなじみを整える用途に使われます。
名前が分かると、選ぶことがもっと楽しい。
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