Cocos Nucifera (Coconut) Oil
ヤシ油
室温でも固さが変わる植物油
ヤシ油はココヤシから得る油で、ラウリン酸などの飽和脂肪酸を多く含みます。室温付近で固さが変わり、肌や毛髪に油分を補う用途で使われます。
THE INGREDIENT LIBRARY
成分表の、小さな文字。その一つひとつに、理由がある。
セラミドから植物オイル、処方を支える成分まで。313のコラムで、選ぶ楽しさを広げよう。
Cocos Nucifera (Coconut) Oil
室温でも固さが変わる植物油
ヤシ油はココヤシから得る油で、ラウリン酸などの飽和脂肪酸を多く含みます。室温付近で固さが変わり、肌や毛髪に油分を補う用途で使われます。
Elaeis Guineensis (Palm) Oil
果肉の油と核の油を区別する
パーム油はアブラヤシの果肉から得る油です。パーム核油とは脂肪酸組成が異なり、油脂としての利用やさまざまな化粧品原料の出発物質になります。
Glycine Soja (Soybean) Oil
身近な種子油と、その加工品
ダイズ油はリノール酸などを含む植物油で、肌を柔らかく整えるために使われます。水添ダイズ油やダイズ由来のレシチンとは、加工や成分構成が異なります。
Linum Usitatissimum (Linseed) Seed Oil
α-リノレン酸と酸化管理
アマニ油は亜麻の種子から得られ、α-リノレン酸を多く含む傾向があります。油性のエモリエントとして使うときは、不飽和度の高い組成を踏まえた品質管理が重要です。
Butyrospermum Parkii (Shea) Butter
体温でほどけるバターの感触
シア脂はシアの種子由来の固形油脂で、ステアリン酸やオレイン酸を含みます。クリームやバームにこくを与え、肌を柔らかくするエモリエントです。
Theobroma Cacao (Cocoa) Seed Butter
結晶の違いが口どけと塗り心地を変える
カカオ脂はカカオ豆由来の固形油脂です。融ける温度や結晶の性質を生かし、リップやバームに形と柔らかな塗り心地を与えます。
Mangifera Indica (Mango) Seed Butter
果肉ではなく種子からつくるバター
マンゴー種子脂は種子から得る固形油脂で、クリームの硬さやエモリエント感を調整します。甘い果実エキスとは異なる油性原料です。
Garcinia Indica Seed Butter
硬さを生かすコクムバター
コクムバターはガルシニアインディカの種子由来の固形油脂です。比較的硬い質感を生かし、バームやスティック製品の形を支える用途で使われます。
Theobroma Grandiflorum Seed Butter
クプアスの種子が生む油脂
クプアスバターはカカオに近縁な植物の種子由来の油脂です。肌や髪の感触を柔らかく整え、クリームやコンディショナーのこくづくりに使われます。
Shorea Robusta Seed Butter
植物性の硬い油脂という選択肢
サラソウジュ種子脂はサルバターとも呼ばれる固形油脂です。スティックやバームの質感を調整し、油性のエモリエントとして使われます。
Cera Alba
膜と形をつくる天然のロウ
ミツロウはミツバチがつくるロウを精製した原料です。ロウエステルなどを含み、リップの硬さや密着感、クリームの感触を調整します。
Euphorbia Cerifera (Candelilla) Wax
植物の表面から得る硬いロウ
キャンデリラロウは植物由来のロウで、口紅やバームの硬さや光沢を調整します。ミツロウの代替として使われることもありますが、組成は異なります。
Copernicia Cerifera (Carnauba) Wax
高い融点をスティックの強さに使う
カルナウバロウはヤシの葉から得る硬いロウです。高い融点と光沢を生かして、口紅やマスカラなどの形を保つ処方に使われます。
Oryza Sativa (Rice) Bran Wax
コメヌカ油から分けるロウ成分
コメヌカロウは米ぬか由来のロウで、液状のコメヌカ油とは異なる性質を持ちます。油を固めたり、スティックの強度を調整したりする用途で使われます。
Helianthus Annuus (Sunflower) Seed Wax
液状の種子油とは別の仕事
ヒマワリ種子ロウはヒマワリ由来のロウ成分です。固さを付与する性質を生かして、バームやスティックの形、油のにじみ出しにくさを調整します。
Jojoba Esters
ホホバを加工して感触を設計する
ホホバエステルはホホバ由来のエステルを利用した原料です。加工や原料規格により固さや感触に幅があり、保湿感やテクスチャーの調整に使われます。
Hydrogenated Jojoba Oil
水素添加で液体のロウを固くする
水添ホホバ油はホホバ油の不飽和結合を水素添加によって変えた原料です。もとの液状油とは固さが異なり、テクスチャーや皮膜の調整に使われます。
Hydrogenated Castor Oil
ヒマシ油を固形の構造材へ
水添ヒマシ油はヒマシ油に水素添加を行った固形の原料です。油系処方の粘度や硬さを調整し、固形製品の骨組みを支えます。
Lanolin
羊毛由来のロウが水を抱える
ラノリンは羊毛に付着する脂質を精製したもので、ロウエステルなどの混合物です。エモリエントや乳化の補助として、こくのあるクリームやリップに使われます。
Oleic Acid
油の中の脂肪酸と、遊離脂肪酸の違い
オレイン酸は炭素数18で二重結合を一つ持つ脂肪酸です。化粧品では油性成分や乳化・洗浄系の原料として使われ、オリーブ油などでは主に油脂に結合した形で存在します。
Linoleic Acid
二重結合を二つ持つ脂肪酸
リノール酸は炭素数18の多価不飽和脂肪酸で、エモリエントや整肌用途で使われます。植物油に含まれる場合は、通常トリグリセリドなどの構成要素です。
Linolenic Acid
似た名前でも二重結合の位置が違う
リノレン酸は炭素数18で二重結合を三つ持つ脂肪酸です。α型とγ型では二重結合の位置が異なり、油の由来や詳しい原料規格によって読み分ける必要があります。
Stearic Acid
クリームのこくも石けんも支える
ステアリン酸は炭素数18の飽和脂肪酸です。製品の硬さや感触を調整し、アルカリと反応させれば石けんの構成成分にもなります。
Palmitic Acid
炭素鎖の長さが感触を変える
パルミチン酸は炭素数16の飽和脂肪酸で、油性の感触や硬さを整える原料です。石けんや乳化系処方でも、他の脂肪酸と組み合わせて使われます。