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THE INGREDIENT LIBRARY
セラミドNP|NPは濃度ではなく、構造の名前
INGREDIENT NOTECeramide NP
別名・関連する表記:セラミド NP / セラミド3 / セラミドⅢ
セラミドNPのNPは、脂肪酸とスフィンゴイド塩基の構造を区別する記号です。数字が大きいほど高性能という尺度ではなく、角層の脂質を手本にした保湿原料として使われます。
成分をもう一歩読む
旧称のセラミド3を見かけることもあります。原料にはセラミドをあらかじめ分散した混合物もあり、その原料の配合率がセラミドそのものの濃度を表すとは限りません。
原料濃度と純分濃度を取り違えない
たとえば、セラミドNPが1%含まれる混合原料を、製品に5%配合したとします。このときセラミドNPの純分は製品中で0.05%です。これは計算の例で、特定製品の推奨量ではありません。「セラミド原料5%」という表現を「セラミドが5%」と読み替えないだけでも、広告の数字をずっと正確に比較できます。
もう少し知りたいときに
名称と配合目的の調べ方
この記事は成分の構造や一般的な配合目的を理解するためのコラムです。濃度や処方で働きは変わります。一般名称、旧称、原料商品名を区別し、表示名は次の資料でも確認できます。
Ceramides (ingredient family)
種類より先に知りたい、脂質の組み合わせ
セラミドは角層の細胞間脂質を構成する成分群です。化粧品では保湿や整肌に使われますが、「セラミド配合」という一言だけでは、分子の種類や配合量、分散状態までは分かりません。
Ceramide AP
水酸基の違いが脂質の並び方に関わる
セラミドAPは、α-ヒドロキシ脂肪酸とフィトスフィンゴシンを組み合わせたセラミドです。NPとは脂肪酸側の構造が異なり、複数のセラミドを組み合わせる保湿処方でも使われます。
Ceramide EOP
長い脂肪酸を持つセラミドに注目
セラミドEOPは、エステル化されたω-ヒドロキシ脂肪酸を含むタイプのセラミドです。角層の脂質構造を考えるときに登場する成分で、複合的な保湿原料にも採用されます。
Cholesterol
肌の脂質として見るコレステロール
コレステロールは角層の細胞間脂質の一要素で、化粧品ではエモリエントや乳化の補助などに使われます。セラミドと組み合わせる保湿処方にも登場します。
Phytosphingosine
セラミドそのものではない、骨格の成分
フィトスフィンゴシンはスフィンゴイド塩基の一つで、セラミドNPやAPの構造を考える鍵になります。化粧品では整肌成分として、セラミドを含む複合原料などに使われます。
Salicyloyl Phytosphingosine
2026年の新原料を、成分名から読む
サリチロイルフィトスフィンゴシンは、フィトスフィンゴシンにサリチル酸由来の構造を組み合わせたスフィンゴ脂質です。Evonikが2026年に発表したSPHINOX VivelyのINCI名として紹介されています。
名前が分かると、選ぶことがもっと楽しい。
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