経済・財政
アメリカが金利を上げたってどういうこと?インフレをおさえるためのFRBの動き
2026年9月17日の報道によると、アメリカの中央銀行にあたるFRBが、約3年ぶりに金利を上げました。物価が高くなりすぎている「インフレ」をおさえるためです。
THE NEWS
何が起きた?
- アメリカの中央銀行にあたるFRBが、約3年ぶりに政策金利を0.25%上げました。
- FRBのウォーシュ議長は、物価が高すぎる状態が長く続いていることに強い警戒感を示しました。
- この利上げの発表を受けて、仮想通貨のビットコインの価格が大きく変動しました。
そもそも「金利を上げる」ってどういうこと?
FRB(エフアールビー)は、アメリカの中央銀行のような組織です。日本でいう日本銀行と同じように、国のお金の流れを調整する大切な役割を持っています。FRBは、銀行にお金を貸すときの「政策金利」というものを決めます。
この政策金利が上がると、銀行はFRBからお金を借りにくくなります。すると、銀行が会社やわたしたちに貸すお金の金利も上がります。金利が高くなると、会社は新しい工場を建てたりするのにお金を借りにくくなり、わたしたちも家や車を買うためにお金を借りにくくなります。その結果、世の中に出回るお金の量が減っていくと考えられています。
今回の発表では、FRBが政策金利を0.25%引き上げ、3.75%から4.00%の範囲にしました。これは約3年ぶりの利上げとなります。
中央銀行であるFRBが金利を上げると、世の中のお金の動きが変わり、お金を借りにくくなる。
なぜアメリカは金利を上げたの?
FRBが金利を上げた一番の理由は、「インフレ」をおさえるためです。インフレとは、物の値段が全体的に上がり続けることです。例えば、いつも買っているパンやジュースの値段がどんどん高くなっていくような状態です。インフレが進みすぎると、わたしたちが持っているお金の価値が下がってしまい、生活が苦しくなることがあります。
FRBのウォーシュ議長は、アメリカの経済や仕事の状況はしっかりしているものの、「インフレが高すぎる状態が長く続いている」と心配していることを伝えました。金利を上げることで、世の中のお金の動きをゆっくりにして、物価の上がりすぎをおさえようとしているのです。
物価が高くなりすぎたインフレをおさえるために、FRBは金利を上げた。
わたしたちの生活や経済にどうつながる?
アメリカは世界の経済に大きな影響力を持っているので、アメリカの金利が上がると、世界中のお金の流れが変わることがあります。例えば、アメリカの金利が上がると、世界中のお金がアメリカに集まりやすくなることがあります。
今回の利上げの発表を受けて、インターネット上だけでやりとりされる「ビットコイン」という仮想通貨の価格が大きく変動しました。金利が上がると、銀行預金など、より安全な方法でお金を増やす魅力が増すため、ビットコインのような価格が大きく変わる可能性のあるものから、お金が引き出されることがあるからです。
アメリカの金利の動きは、日本に直接影響するわけではありませんが、世界の経済全体に影響を与えるため、わたしたちの生活にも間接的に関係してくることがあります。
アメリカの金利の動きは、世界のお金の流れや、ビットコインのような仮想通貨の価格にも影響する。
WHAT COULD HAPPEN?
これから、どうつながる?
世界の経済活動
もしアメリカの金利がさらに上がれば
企業がお金を借りにくくなり、新しい事業への投資が減って、世界の経済活動がゆっくりになるかもしれません。
仮想通貨の価格
もしアメリカの金利が上がり続けると
銀行預金など安全な投資の魅力が増すため、ビットコインのようなリスクのある仮想通貨からお金が引き出され、価格が下がる可能性があります。
NOW YOU KNOW.
さいごに、おさらい。
- アメリカの中央銀行FRBが、物価の上がりすぎをおさえるために金利を上げた。
- 金利が上がると、お金を借りにくくなり、世の中のお金の動きがゆっくりになる。
- アメリカの金利の動きは、世界の経済やビットコインなどの仮想通貨の価格にも影響を与える。