01

借家人賠償責任保険の基本的な役割

借家人賠償責任保険は、賃貸物件で火災や爆発、水漏れなどを発生させ、借りている部屋に損害を与えてしまった場合に、貸主に対して負う法律上の賠償責任をカバーするものです。賃貸契約の条件として加入を求められることが一般的です。

この保険は、あくまで借りている部屋を原状回復するための費用を補償するものです。自分の家財が壊れた場合の補償とは別物であるという点を理解しておきましょう。契約書には、賠償責任の限度額が記載されているので、金額を把握しておくことが重要です。

02

契約書での確認項目と賠償の範囲

保険証券には、借家人賠償責任保険の項目があり、限度額が設定されています。この額が、物件の契約時に定められた賠償額を満たしているか確認しましょう。万が一、火災で部屋が全焼した場合、原状回復には多額の費用がかかるため、十分な限度額の設定が必要です。

日本損害保険協会のQ&Aでは、失火責任法は貸主に対する債務不履行責任には適用されないと説明されています。「軽い過失なら家主への賠償も不要」とは判断できません。保険証券で借家人賠償責任の補償が付いているか、対象事故・限度額・対象外の条件を確認してください。

03

水漏れなど第三者への影響との違い

借家人賠償責任保険は、主に貸主に対する賠償を対象としています。一方で、自分の水漏れで下の階の住人の家財を濡らしてしまった場合などは、別の個人賠償責任保険が適用されることが一般的です。これらは補償の対象が異なるため、混同しないようにしましょう。

自分の契約内容に、借家人賠償と個人賠償の両方が含まれているか、それぞれの限度額はいくらかを確認してください。もし片方しか加入していない場合や、限度額が不安な場合は、保険会社へ連絡して現在の補償内容に不足がないかを確認することが賢明です。

04

事故が起きた際の貸主への対応手順

部屋で損害事故を起こしてしまったら、まずは管理会社や貸主に連絡し、被害状況を伝えてください。その上で、保険会社にも事故の連絡を入れ、担当者に指示を仰ぎましょう。貸主との間で賠償額の交渉が必要になる場合もありますが、保険会社が間に入ってくれることもあります。

賠償の請求を受けた際は、自分だけで安易に金額を約束したり、示談に応じたりすることは避けてください。まずは保険会社に状況を報告し、専門的なアドバイスを受けることが重要です。適切な手続きを踏むことで、貸主とのトラブルを未然に防ぎ、円滑な解決を目指しましょう。

LET'S TRY

やってみるチェックリスト

できたことからチェック。次に読むときも、このブラウザーに残ります。

0 / 4 完了
関連するテーマ# 借家人賠償の記載